伝統的
主役オーロラ姫は、第3回モスクワ国際バレエコンクール・一位・金メダルの Nina Semizorova、収録時は御歳33歳。Choreography は1973年以来の名手 Yuri Gurigorovichで、マリンスキーバレエ(キーロフ)の振り付け以上に、Petipaの振り付けに近いそうです(それは一目瞭然だが)。つまりは、演技とか装置よりは踊りでいきましょうとの演出なのでせう。ところで、収録は観客のいないところで行われて、その後、拍手やらブラボーを重ね合わせているそうです。踊り手も間を取るのが、さぞ大変だったことでしょう。Nina Semizorova, Aleksei Fadeyechev を主役に配して、さらに、叙情役お得意のNina Speranskaya, 名手Aleksandr Vetrov を脇に配するあたり、Bolshoi の層の厚さを感じさせます。実際、Act 1 のワルツに出てくる子供たちの顔立ち、脚の形に至るまで、この歳から選別しているのかと感じ入らせます。まさに、バレエリーナ製造所という感じです。バレエはお金がかかるから、民間だけでいけるのは米国ぐらいか。
がっかり
買って見たとたんに眠たくなってしまいました。 ひきつけられるものがないというか・・・。 私がもともとロイヤルスタイルなどしっかりした スタイルが好きなので、ロシアスタイルがどれだけ 自分に合わないかよくわかりました。(^_^;;) なんだか主役のセミゾロワさんをはじめ、妖精の方々も 踊りがヒョロヒョロしていて手の付け方があまりきれいではないので手の付け具合が気になる方は あまりオススメできません。
童話の主人公達の踊りが最高!
オーロラ姫とデジーレ王子の結婚式に長靴をはいた猫や赤ずきんなどが登場しますが、その踊りがそれぞれに素晴らしい!白ネコは文句なしに可愛いし、パートナーの長靴をはいた猫はシャルコフならではのマイムがいい味出してます。シュリジツカヤの赤ずきんちゃんは表情豊かで、無邪気な少女が見事に表現されています。スヴォロワのシンデレラは、オーロラ姫には申し訳ないけど、実に優雅で凛として、気品に溢れています。これこそ姫の踊り、と言った感じです。そして特筆すべきは、A・ヴェトロフの青い鳥! 長い脚とダイナミックなジャンプ、切れ味の良すぎる踊りで、「白鳥の湖」のロットバルト、「スパルタクス」のクラッスス、「ロミオとジュリエット」のテイボルトなどが、とても穏やかな表情で、フロリナ王女を魅了する青い鳥を好演しています。持ち味のジャンプと回転を活かしつつ女性をエスコートしている姿には感動してしまいました。もちろん他にも、何役を踊っても女性の美しさを表現できるスペランスカヤ(小林幸子に似ている気がするんだけど、気のせい?)や、老若男女を見事に踊り分けるY・ヴェトロフなど、高い技術を持ったダンサーたちの魅力溢れる作品になっています。評価の星を1つ減らしたのは、オーケストラの、ボリショイ劇場らしくない失敗が気になってしまったからですが、踊りの内容は文句なしに5つ星です!
悪の妖精カラボスが必見です
古い伝統的な振り付けに新しい解釈を入れ、より現実に即した演出を心がけているユーリコ・グリゴローヴィチの振り付けです。 回り舞台の場面は「おお!」と感動しましたが、踊り手がいまいちでした。 技術的にはロシア・バレエの最高峰たるボリショイだけあってそう悪くなかったのですが、いまいち演技力が足りなかった気が。 脇役はただ突っ立っているばかりだし、主役のオーロラ姫もいまいち若さに欠け、妙に老けて見えました。母親である王妃よりも老けて見えたのです。 王子は若かったのですが逆に踊りの技術がオーロラ姫に追いつかず、どこかちぐはぐしたのも残念でした。 ただ悪の妖精カラボスがとてもいい味出していました。これは男性ダンサーが演じていたのですけど、私は最後まで男性だと気付きませんでした。それぐらい女のいやらしさを見事に演じていました。 あとエピローグで長靴を履いた猫と白い猫の踊りがあるのですが、白い猫がとってもコケティッシュで可愛かったです。 この猫の踊りとカラボスの踊りだけでもお金を出して良いかなと思えるぐらいの必見な踊りです。
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