カラヤン美学の結晶
カラヤンはDGに自身が指揮するオーケストラ作品の映像を数多く残している。ベートヴェン、ブラームス、ブルックナー、ドビュッシーなどカラヤンのレパートリーの中核をなす作品はDGとSonyの2種類の映像がある。チャイコフスキーの悲愴は1973年に、ピアノ協奏曲は1967年に録画されたものだが、「悲愴」が特にすばらしい。1960年代半ばから映像の収録に乗り出したカラヤンだが、試行錯誤の末70年代半ばにはオーケストラの映像化する手法を方法を確立させた。この「悲愴」はそうした手法の集大成であり、カラヤンが目指した「交響曲の映像化」が完成を見たといえるものだろう。 指揮者の手の動き、目をつむった顔から、楽器演奏の様子をクローズアップを多用したり、逆光の中にうかび上がらせたりして、抽象的な音楽の世界にオーケストラの姿を映し出す事で観る者を引き込んでいく。 演奏はカラヤンがもっとも得意とした「悲愴」であり、有無を言わさぬ説得力がある。一応ベルリンフィルハーモニーホールでのライブ収録となっているが、映像だけは別に収録されたものを挿入しているのだろう。「どうして楽団員の顔を写さないんですか」との問いに「彼らは美しくないから」と答えたという話だが、この答えにカラヤンの映像に対する姿勢が集約されている。良くも悪くもカラヤンの美学の結晶である。
第3楽章がすばらしい。
1970年代のカラヤン・ベルリンフィルのコンサートの模様を収録。 しかし、これは映像後撮りの疑似ライヴ収録である。 第3楽章の演奏は圧倒。これでもかという感じでホールに音楽が響き渡る。 ピアノコンチェルトは、数々の特撮が取り入れられている。 カラヤンが映像作品の魅力にとりつかれた初期の作品で、数々の試みがされている。ところどころ土肝をぬかれる箇所があり、見ていて飽きない。
最高の演奏と最高の指揮!!
カラヤン全盛期の渾身の指揮です。 ベルリンフィルも最高の時期でありこれ以上の悲愴はないものと思われる。 独特の指揮をとくと堪能できる一枚です。 かって損はなしのDVDです。
ユニバーサル ミュージック クラシック
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